2014年12月22日

「脳のがん ウイルス療法…東大医科研が治験開始 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)」

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「脳のがん ウイルス療法…東大医科研が治験開始 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=109914


 東京大医科学研究所病院は、悪性脳腫瘍の一種である「膠芽腫こうがしゅ」の患者を対象に、がん細胞だけに感染するウイルスを使った国内初の医師主導治験を始めると発表した。

 このウイルスは、同大の藤堂具紀ともき教授らが開発したもので、口の周囲の疱疹ほうしんの原因になるヘルペスウイルスの遺伝子を組み換え、正常な細胞には無害で、がん細胞だけに感染するようにした。ウイルスが周囲のがん細胞に感染して、次々とがん細胞を破壊すると期待されている。

 治験の対象は、膠芽腫を切除し、放射線と薬物治療後に腫瘍が残っていたり、再発したりした患者約30人。脳にできた腫瘍の中にウイルスを最大6回まで投与し、有効性を確かめる。

 研究グループは2009年から膠芽種の患者を対象に、このウイルスを使った臨床研究を始め、安全性を確認している。また、前立腺がんなどを対象とした臨床研究も実施している。

 藤堂教授は「このウイルスを使うと、がんの元となる幹細胞を殺すことができる。遠隔に転移したがんにも効果的で、再発の予防にもつながると期待される。治験を進め、国産初のがん治療用ウイルス薬として、3年以内の医薬品申請を目指したい」と話している。

(2014年12月22日 読売新聞)



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posted by NOIKE at 20:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 医療, 薬, 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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