2014年06月11日

「史上初:人工知能の13歳の少年、チューリングテストに“合格”」 あぁ,そのゆるい定義か.確かに,「初」ではないような.まぁ,おそらくは,「アラン・チューリング博士没後60周年」記念なんだろうと思う.

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「史上初:人工知能の13歳の少年、チューリングテストに“合格” - ITmedia ニュース」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/09/news049.html


チューリング博士は、5分間のテストで人間の審判の30%をだませれば、人工知能は思考しているといえるとした(Wikipediaより)。

 今回のテストで、審査員の33%(審査員の人数は不明)がユージーンくんを人間だと判断した。

 テストは5分間のテキストチャットで行われ、質問はあらかじめ用意されたものではなく、審査員は自由に質問し、会話できた。



あぁ,そのゆるい定義か.



レディング大学の客員教授、ケビン・ワーウィック氏は発表文で、「これまでにもチューリングテストに合格した人工知能はあると主張する向きもあるだろうが、今回のテストは非常に厳格なものであり、この合格者が初のチューリングテスト合格者であると誇りを持って宣言する」と語った。


確かに,「初」ではないような.
何年か前にあった「売春おとり bot」では,結構な人数がだまされていたような.あれは,分野(領域)を絞ったから成功したのかな.

いずれにしても,審査員の人数と質が公開されてないと,なんとも言えないよねぇ.
極論すれば,「3人中 1人が Ok」といえば合格なわけだし.
それと,やっぱり,「5分間のテストで 30%」という合格ラインは,いまとなっては低すぎると思う.
そこら中の Twitter bot が合格してしまう.
あれって,やっぱり,昔の基準でしかないと思う.



ユージーンくんの開発チームを率いるヴェセロフ氏は、人間らしい性格の開発に時間をかけたと説明した。13歳のユージーンくんは自分は何でも知っていると主張するが、実際に質問してみると(13歳としては当然のように)知らないこともある。また、質問に単純に回答するのではなく、人間らしい会話を可能にする“ダイアログコントローラー”の改善に注力したという。


「ダイアログコントローラー」,なつかしい響き.
「シナリオ」,「ピボット」,「ダイアログアクト」... .


まぁ,おそらくは,「アラン・チューリング博士没後60周年」記念なんだろうと思う.


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posted by NOIKE at 00:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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