「失語症になった父親のために作られたウェアラブルデバイス「おとんグラス」がすばらしい。」 人ごとに最適化されたデバイスが，個人で作れる時代が来た．すばらしいことだー．

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失語症になった父親のために作られたウェアラブルデバイス「おとんグラス」がすばらしい。 ： ウェアラブルの未来が見えた！ ドコモのアプリコンテスト結果発表 by遠藤諭 http://t.co/VNA3vTtqV3 #1tp

— Koya Matsuo (@mazzo) 2014, 3月 25

「ウェアラブルの未来が見えた！ ドコモのアプリコンテスト結果発表 by遠藤諭」
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/209/209108/

「OTON GLASS / オトングラス」
http://teamotoneglass.tumblr.com/

「

昨年、父が脳梗塞を発症し、後遺症として言語障害が残りました。会話や歩行などは今まで通りでき、見た目では病前と変わらないように見えますが

」

「

今まで文字として理解できていた「形」を文字として認識するのが難しくなり「文字が読みづらく書きづらくなった」という感覚に近いようです。

」

OTON GLASS / オトングラス from shim7aaa on Vimeo.

失語症患者の読み書きをサポートするウェアラブルデバイス「OTON GLASS / オトングラス」
制作 : 益田 和佳 ＆ 島影 圭佑
http://teamotoneglass.tumblr.com/

メガネが，それをかけている人の視線とその先の対象物（文字）を認識し，それを「声」でメガネをかけている人だけに伝えることで失語症の方の日常生活をサポートする「オトングラス」．
「声」は，メガネのつるに付けられている骨伝導イヤホンでメガネをかけている人に伝えられるので，その人だけにしか聴こえない．
すばらしい．


この動画の終わりのほうにあるような，普通のメガネと変わらないサイズにまとめあげるのが目標なのでしょうね．
現状だと Raspberry Pi がメガネにぶら下がっているので，ちょっと大きいし，重そう．でも，使えないほどではないかな... ．

プロトタイピングの段階では，メガネに付けるのはセンサだけにしておいたほうがいいんじゃないかなぁ．
センシングした情報は，無線で飛ばす．
それを受信して記録するたばこの箱くらいのサイズの情報処理ボックスを一緒に持ち歩いてもらえばいいような気がする．
無線が無理なら，有線でもいいかも．
メガネ自体は軽いほうがいいと思う．普通のメガネでも，結構，重たい．


「

個別具体性に最適化するPARTICULAR DESIGNという概念を掲げ、

」

人ごとに最適化されたデバイスが，個人で作れる時代が来た．すばらしいことだー．
概念自体は，たとえば，福祉情報工学の世界などでも昔っからあるのだけど，なかなか個人レベルで「動くモノ」として作るのは難しかった．
いまは，たとえば 3Dプリンタもあるし，小型のマイコンボードや，比較的安価で小型のセンサもあるし，いろいろと工夫できそう．