2013年09月19日

「認知症、異常タンパク質の蓄積を画像で確認する技術開発」

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「認知症、異常タンパク質の蓄積を画像で確認する技術開発」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2015427.html


認知症で神経細胞の死を引き起こす異常なタンパク質が生存中の患者の脳に蓄積する様子を画像で確認することができる技術を、放射線医学総合研究所の研究チームが開発しました。

 認知症患者の半数を占めるアルツハイマー病では、アミロイドベータとタウと呼ばれる異常なタンパク質が脳内に蓄積することが分かっています。

 これまでタウの蓄積を調べるには、患者の死後、脳を解剖するしかありませんでしたが、研究チームでは、タウの病変に結びつく薬剤を開発することに成功。この薬剤を生存中の患者に投与することで、タウが脳内に蓄積する様子を画像で見ることができるようになりました。

 この技術で他の認知症でも脳内にタウが蓄積する様子が確認され、今後、広く認知症の診断に活用できるほか、治療薬の開発促進が見込まれるということです。(19日02:00)





「認知症の原因物質、見えた!…海馬に「タウ」」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130919-OYT1T00268.htm


アルツハイマー病など認知症の原因物質の一つとみられるたんぱく質「タウ」が、患者の脳内に蓄積した様子を可視化することに成功したと、放射線医学総合研究所(千葉市)のチームが発表した。

 発症の早期発見や症状進行度の評価への応用が期待できるという。米科学誌ニューロン電子版に19日、掲載される。

 樋口真人まことチームリーダー(神経科学)らのチームは、タウと結び付いて弱い放射線を出す、特殊な化学物質を開発。これを注射して、放射線を体外から測定すると、タウの蓄積した場所が浮かび上がった。

 この技術で検査したところ、アルツハイマー病の患者は、記憶をつかさどる「海馬」という領域にタウが蓄積していた。症状が進行した患者ほど、脳内の広い領域でタウが増加していた。アルツハイマー病とは別の認知症の患者も、タウが脳内に蓄積していた。

(2013年9月19日10時04分 読売新聞)




それはそうとして,放射線以外の検出方法ってないものかなぁ.


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posted by NOIKE at 17:54 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 医療, 薬, 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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