2013年07月16日

「iPS使わずに心筋細胞と同様の細胞作製、慶応大」 繊維芽細胞から.これができるようになれば,そもそもの発端の「心筋の線維化」を食い止められるようになるのかもしれない.

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「iPS使わずに心筋細胞と同様の細胞作製、慶応大」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5384271.html


 iPS細胞を使わずに、ヒトの心臓にある繊維芽細胞という細胞から、心筋細胞と同様の性質を持つ細胞を直接作り出すことに、慶応大学が成功しました。

 これは、慶応大学の家田真樹特任講師らが明らかにしたものです。心筋梗塞などの病気では、心筋細胞の減少に伴い、繊維芽細胞が増殖して繊維状となり、心不全を引き起こします。

 家田特任講師らは、ヒトの心臓の繊維芽細胞から心筋細胞と同様の性質を持つ細胞を作ることを研究しました。その結果、マウスで明らかになっていた3つの遺伝子に加えて、あわせて5つの遺伝子を特定。これを繊維芽細胞に導入して、心筋細胞と同様の細胞を作ることに成功しました。

 安全性の確立などが課題ですが、iPS細胞を使うのに比べ、ガン化の危険が少なく、患者の負担が少ない、新たな治療法となる可能性があります。(16日04:00)



繊維芽細胞から.
これができるようになれば,そもそもの発端の「心筋の線維化」を食い止められるようになるのかもしれない.




「iPS使わずに心筋細胞再生…慶大チームが成功」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130716-OYT1T00989.htm


人間の心筋細胞を、心臓にある別の細胞に遺伝子を導入して再生する実験に成功したと、慶応大の家田真樹特任講師らのチームが発表した。


 心筋梗塞の新たな治療法につながる成果で、米科学アカデミー紀要電子版に近く論文が掲載される。

 心筋以外の細胞から、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を一度作り、それをさらに心筋細胞に変える実験は、国内外で既に成功していた。今回のように、iPS細胞などの形を経ずに直接変化させる手法が実現すれば、治療までの期間を短縮できると期待される。

 心筋梗塞を起こすと、拍動する心筋細胞が失われるが、心臓線維芽細胞は残る。チームは線維芽細胞を提供してもらい、これに5種類の遺伝子を導入。心筋細胞に変化することを確認した。

(2013年7月17日10時19分 読売新聞)



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posted by NOIKE at 07:08 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 医療, 薬, 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「iPS経ず心筋細胞に変化…慶大など研究チーム」 「慶応大の家田真樹特任講師(循環器内科)らの研究チーム」 去年の成果がジャーナルに掲載されたらしい.
Excerpt: 「iPS経ず心筋細胞に変化…慶大など研究チーム : 科学 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)」 http://www.yomiuri.co.jp/science/20140612-OYT1T..
Weblog: とり茶
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