「カネミ油症救済法案成立へ与野党合意」

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「カネミ油症救済法案成立へ与野党合意」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5097540.html

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国内最大の食品公害とされる「カネミ油症」の被害者救済をめぐって、被害者１人あたり年間２４万円を支払うなどの支援法案について、今の国会での成立を目指すことで与野党の実務者協議で合意しました。

　この支援法案では、国は毎年実施する健康実態調査に協力した認定患者らに年１９万円の支援金を支給するほか、原因企業のカネミ倉庫に過去の和解金を年間５万円ずつ支払うよう促します。合わせて年間２４万円を支給するこの支援法案について、早期に議員提出し今の国会での成立を目指すことで与野党の実務者協議で合意しました。

　「来週後半あたりの所でとりまとめをすることができればと思います」（超党派議員連盟会長 坂口力議員）
　「現在として考え得る最大限の対応と思っているので、そのあたりを超党派の議員の皆さんと力を合わせて説明していきたい」（小宮山洋子厚生労働大臣）

　さらに法案では、診断基準を見直し、認定の範囲を拡大するとしています。ただ、医療費については「原因企業負担」の原則から現行のままカネミ倉庫が支払うことになります。国はカネミ倉庫を間接的に支援し、安定的な医療費の支援を確保するとしていますが、国の直接的な支援を求めてきた被害者らは複雑な心境です。

　「国に直接医療費を支給してほしかった。（ただ）これを大きな第一歩ということで喜ぼうと・・・」（カネミ油症被害者 宿輪敏子さん）
（03日11:16）

」