「大阪の印刷会社、原因？物質８．３トン排出」

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「大阪の印刷会社、原因？物質８．３トン排出」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120714-OYO1T00584.htm

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大阪市の校正印刷会社で胆管がんによる死者が出た直後の２００１年度、同社が化学物質「１、２―ジクロロプロパン」を大気中に８・３トン排出していたことがわかった。この物質は、厚生労働省が胆管がんの発症原因の可能性があるとみており、同省担当者は「従業員数や作業場の規模からみて多量」としている。大量使用が胆管がん発症の原因になった可能性がある。

　排出データは、「化学物質排出把握管理促進法」に基づく届け出に含まれていた。同法は、従業員２１人以上で、年間使用量が５トン以上（０３年度以降は１トン以上）の事業者を対象に、大気や河川への排出・廃棄量の報告を義務付けている。

　０１年度の「１、２―ジクロロプロパン」については、印刷、出版の関連産業で同社を含む５事業所が届け出ていた。それによると、ほかの４事業所の排出量などは９・４〜３８・８トンとさらに多いが、従業員数は同社の３７人（当時）に対し、ほかは１００人以上だった。

　発症者らの支援団体によると、同社では０１年度以前、１９９８年と００年に死亡者が出ている。

　同省の調査担当者は「１、２―ジクロロプロパンは気化しやすく、印刷機の洗浄に使用していた同社の作業形態も考えると、排出量のほぼ全量が使用量の可能性がある」と話している。

　届け出制度は０１年度以前はなく、０２〜１０年度についても、同社から、同物質や、原因物質として疑われているもう一つの化学物質「ジクロロメタン」の排出について届け出はなかった。

（2012年7月14日 読売新聞）

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2012年07月15日
「胆管がん 印刷会社側、厚労省実験に反論」
http://knoike.seesaa.net/article/281161887.html

2012年07月15日
「胆管がん、化学物質濃度２０倍…大阪の印刷会社」
http://knoike.seesaa.net/article/281160718.html

2012年07月14日
「胆管がん死４人の遺族、労災申請へ…時効凍結で」
http://knoike.seesaa.net/article/281043810.html

2012年07月13日
「胆管がん労災申請、「時効」の凍結指示」
http://knoike.seesaa.net/article/280846174.html
2012年07月11日
「胆管がん発症拡大、原因は化学物質か」
http://knoike.seesaa.net/article/280182487.html

2012年06月26日
「胆管がん、宮城の２人が労災申請」
http://knoike.seesaa.net/article/277284140.html

2012年06月12日
「胆管がん、全国の印刷会社を調査へ…新たに患者」
http://knoike.seesaa.net/article/274732755.html

2012年05月19日
「この洗浄液に含まれる化学物質は動物実験でマウスにはがんの発生の増加が確認されているが、人間への影響は少ないとされてきた。」 そういう話か... ．
http://knoike.seesaa.net/article/270676830.html

2012年05月18日
「大阪府内にある印刷会社の従業員の間で、胆管にできるがん「胆管がん」を発症して死亡するケースが、極めて高い頻度で起きていることが産業医科大学などのグループの調査でわかりました。」
http://knoike.seesaa.net/article/270562400.html