2012年05月12日

「機種固有で,しかも,理由がわからない制約」に直面したときに,普通のお年寄りって,どうしているのかなぁ?

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アナログ放送を VHSテープに録画していた時代と違って,デジタル放送をデジタル録画する時代は,事前や事後にいろいろと考えないといけないことがある.
また,各所の説明自体が,簡潔な説明になっているがゆえに実情がわかりづらくなっていて,「その機種で実際に試してみないと気づかない制約」というのが結構ある.
「放送を録画する」のような,「一発勝負モノ」で「実際に試してみないと気づかない」というのは,結構,厳しい状況だと思う.


1. ライセンス(権利)絡みの制約
「コピー(ダビング)可能/不可能」など.

2. 技術的な制約
たとえば,「搭載しているドライブが遅いから,いくら高速記録対応メディアを使っても,速く記録できない」など.

3. その機種固有の,実装上の制約
「なぜかこの機種の場合は,XPモードで記録しておいても高速ダビングができない」など.


1. は,知識として知りうることができる.
2. は,まぁ,エンジニアだったら,カンが働くので,実際に試さなくても「この時期の機種だったら,いいところ 4倍速記録くらいじゃない?」とか想像できるし,そうでなくても,実際に試してみれば「あぁ,記録速度が追いつかないのかー」とわかる.

問題は,3..
3. みたいな「機種固有で,しかも,理由がわからない制約」は,実際に問題に直面してみないと気づかないし,気づいたとしても,解決策を見出すのが,結構,たいへんだ.
だって,当人にしてみれば,「よそでやったときには,こうやったらできた」んだもの.
しかも,ライセンス的にも,技術的にもなんら問題がないし,想像がつかない.


「なぜかこの機種の場合は,XPモードで記録しておいても高速ダビングができない」については,「この機種特有の,XPモード相当の ANモードという記録モードがあるので,それで録画しておく」だった.
「じゃあ,この機種の XPモードって何のこと?」となるけれど,その真相は作った人しかわからない.


こういうのって,エンジニアでもない普通のお年寄りは,どうしているのかなぁ?
エンジニアであっても,取扱説明書を出してきて制約事項を調べるような人でないと解に辿りつけない気がする.
身近な人に訊いたところで「XP, LP, EP あたりにしておけばいいはず」以上の助言って得られない気がする.
ヘタをすると「アンタの録画方法が悪い」とか「故障してるのでは?」とかいうズレたことまで言われてしまいそう.
それで怒り出す人ならいいけれど,泣き出すような人は,かわいそうだ.
だって,本人には何も非がなく,他の人と同じように「普通に」操作しているわけだし.
しかも,「"激安な" 機械」を買ったわけでもなく,「"そこそこの値段" のちゃんとした機械」を,大枚をはたいて買ったわけだし.

今回は,録画したときと同じ時間がかかってしまうけれども,次からは「高速ダビング」できるっすよ.
誰からも責められる必要はない.
この機械を作った人が,独特のことをしたのが悪いだけ.


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posted by NOIKE at 10:55 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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