2011年11月22日

「カニ殻からガラスに代わる素材…京大教授が開発」

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「カニ殻からガラスに代わる素材…京大教授が開発」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111122-OYT1T00745.htm?from=rss&ref=rssad



 カニやエビの殻から、折ったり丸めたり自在にできる透明で極めて薄い膜状の素材を作ることに、京都大生存圏研究所の矢野浩之教授らが成功した。

 極薄のディスプレーの表面材料を実現できる技術で、近く英国の材料専門誌に発表する。

 カニなど甲殻類の殻は、高分子繊維・キチンが塊のように集まり、それをたんぱく質と炭酸カルシウムががっちり固めているため、強いのが特長だ。

 矢野教授は、ズワイガニの甲羅から、化学処理でたんぱく質などを除去し、キチンだけに加工。この後、たんぱく質が抜けた隙間に透明樹脂を浸透させると、ガラス細工のように透明な甲羅ができた。

 この甲羅の粉末から、厚さ100〜200マイクロ・メートルの透明膜を作製。紙のように軟らかいうえ、熱にも強く、約200度まで透明のままという。

 矢野教授は「ガラスに代わる素材が簡単にできた。生物が何億年もかけてつくった仕組みを借り、新材料の開発に応用できることを示せた」と話している。

(2011年11月22日21時58分 読売新聞)



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