2011年08月19日

「『Wind River Linux 4』アップデート、統合型グラフィックス強化」

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「『Wind River Linux 4』アップデート、統合型グラフィックス強化」
http://japan.internet.com/webtech/20110818/2.html




『Linux』最大の成長分野の1つは組み込み市場だ。組み込み用 Linux ディストリビューションによって、Linux は家電製品から医療機器まであらゆるものに利用されている。

Intel 傘下の Wind River は、組み込み用 Linux ディストリビューションを手がける大手ベンダーの1つだ。

同社は17日、2010年10月に登場した『Wind River Linux 4』プラットフォームのアップデート第2弾『Wind River Linux 4, Update Pack 2』を発表した。今回のアップデートには、各種アプリケーション向けの事前統合型グラフィックス スタックや LAMP (Linux/Apache/MySQL/PHP) スタックが含まれている。

Wind River の Global Linux Product Marketing 担当シニア ディレクタ Nithya Ruff 氏は取材に対し、組み込み機器用の統合型グラフィックスに対する需要が拡大していると述べた。開発者は今回の Wind River Linux アップデートにより、オープンソースの『GTK』(GIMP Tool Kit) および『Qt』フレームワークや、Wind River のプロプライエタリなグラフィックス フレームワーク『Wind River Tilcon Graphics Suite』を利用できるようになる。

「一般にグラフィックス スタックはデスクトップ向けに最適化されていてかさばることが多く、組み込み開発用には向いていない」と Ruff 氏は述べた。

同氏の説明によると、これまでのバージョンの『Wind River Linux』では、開発者がグラフィックス スタックにアクセスすること自体は許容していたという。だが今回のアップデートまで、コンポーネントを完全に統合していなかったり、あるいは Intel の『Atom』チップや Texas Instruments の組み込み型チップなどターゲットとするプラットフォーム アーキテクチャに対してエンドツーエンドでテストしていなかったりした。

今回の Wind River による統合型グラフィックス スタックのアップデートは、チップ ベンダー Cavium の製品を当初はサポートしない。Cavium は、Wind River と競合する組み込み用 Linux ベンダー MontaVista Software の親会社だ。Ruff 氏は、組み込み型グラフィックス機能のターゲット市場が傾向として Intel や ARM のアーキテクチャを基盤とした消費者分野に向かっていると説明した。





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posted by NOIKE at 05:01 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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