2011年07月07日

「写研フォント開放の試みを始めます」って,うまくやらないと写研はつぶれてしまうのではなかろうか.

Web拍手:


「写研TL」
http://togetter.com/li/158620


「写研フォント開放の試みを始めます」って,うまくやらないと写研はつぶれてしまうのではなかろうか.

確かに昔は,「写研の写植見本を指さして「これこれでないと〜」」みたいな注文があったり,そもそも電算写植の人たちは写研のフォント(というより活字字体)と級数表しか知らなかったりするので,「ここの流しは 10QゴナDで」みたいな指定でないと通用しなかったりしたけれど,いまとなっては,もう遠い昔のお話.

そりゃー,いまでも写研フォントのファンはいるから,ライセンス売りしても多少は売れるのだろうけれど,商売として成立するかどうか,会社として経営が成立するかどうかは,ちょっとあやしい気がする.

今回は,「開放の試み」と書いてあるようだけど,「オープン」にしちゃうのかなぁ?
うまくやらないと,タダ取りされちゃって,写研はつぶれてしまうのではなかろうか.

そもそも,Web全盛,印刷物衰退の時代になってから,写研のフォント(字体)であることの魅力は,かなり薄れてしまったような気が私はする.

今の時代を支える若い人たちに「プロポーショナル」や「カーニング」の話がさほど響かないように,写研のフォントの美しさは響かない気がする.
そもそも,写研のフォントがいまでも本当に美しいのかどうか,という話にもなりそう.

個人的には,もうちょっと時代が進むと,「禁則」という概念も古臭くなるんじゃないかと思う.
行頭に「,」や「.」があっても気にしない時代.


【コンピュータの最新記事】
posted by NOIKE at 16:46 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。