2011年06月21日

あるコミュニティの書き込みで,「勉強会や打合せが好きな人は,だいたいが Take & Take」という主旨の書き込みがあって,「あぁ,やっぱり,同じ感覚の人がいるものだなぁ」と思った.

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あるコミュニティの書き込みで,「勉強会や打合せが好きな人は,だいたいが Take & Take」という主旨の書き込みがあって,「あぁ,やっぱり,同じ感覚の人がいるものだなぁ」と思った.
「Take & Take」というほどには私は感じないけれども,「Give & Take のバランスが悪すぎるなぁ」とは感じていた.
その書き込みには,「興味を持ったのなら,人を集めている間に着々と勉強しはじめればいいじゃん」ということも書いてあったのだけど,私も常々そう思っていた.
もちろん,人から教わってしまったほうが早いこともあるけれども,それは教える人に成否がかかってしまっているので,かなりの賭けである気がする.
そもそも,自分で興味を持ったことなら,ほとんどの場合は,他人に教わるよりも,自分で勉強しちゃったほうが早くて確実に深く理解できるんじゃないかなぁ?

それと,教わった限りは,こちらは何かをお返ししないといけないわけで,それができるかどうかわからない状態で「教えてください」という感覚には私はなれない.

結局のところ,Take 側になるか,Give 側になるかに偏ってしまう.
相殺ができるほどには複数種類の勉強会に時間やお金を費やせない.本業に悪影響が出てしまうから.


「勉強会がないと勉強しない人」や「打合せをしないと,物事が進まない人,確認作業をしない人」は,やっぱり,Take が多すぎるので,だんだん忌避されていくと思う.

そもそも,会場までの往復時間とお金と体力と "On Time 時間" の総コストが,昔と違って割に合わないと思う.
自分で勉強するのであれば,他者と時間を合わせる必要がない.
効率至上主義なわけじゃなくて,そういうふうにしないと体力がもたないので,やるべきことがさばききれない.
私らの年齢になると,親類縁者がらみのことも増えてくるのだけど,勉強会に出まくっている人たちは,家庭内事情はどうやって対応しているのだろう?


勉強会という場が好きだ,というのはわかる.
でも,そういうことなのであれば,それは,勉強するために会を開いているわけではなくて,それは大義名分だったり,ついでだったりするんだろうなーと思う.
勉強会終了後の懇親会が楽しみ,とか,ね.


5年くらい前に,「勉強会を定期的に開催しないと,自分のペースがつかめない」とか言い放った統合失調症クンがいたのだけど,それは自分の都合で他人を利用しすぎだと思う.
「出来の悪いガキ」のようで,論外.
他者のコストに対する感覚が壊れちゃっているんだろうなー.


私の考える勉強会の意義は,そこで人に会うことだと思う.
逆にいうと,そこで会う人が自分にとって害になる人なのであれば会わないほうがよいわけで,その勉強会には参加しないほうがよい.

他者と関わることで,自分ひとりでやるときに比べて視野が拡がる,というのも意義のひとつだと思う.
逆にいうと,他者と一緒に勉強しても,自分ひとりで勉強しているときと視野の拡がりや,視点の多様性が変わらないのであれば,あんまり他者と一緒に何かをする意義はないと思う.


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posted by NOIKE at 22:05 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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