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「世界初、体外で血管網付き組織を再生」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110227/scn11022701340000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110227/scn11022701340000-n2.htm
「
2011.2.27 01:31
細胞シートと呼ばれる薄膜を使い、血管を持った組織を体外で作ることに、東京女子医科大先端生命医科学研究所の岡野光夫教授らが世界で初めて成功したことが26日、分かった。心臓などの大きな臓器を作る可能性を開く成果で、再生医療の普及に弾みがつきそうだ。3月1日から開かれる日本再生医療学会で発表する。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを使った再生医療では、細胞単位や薄膜での移植といった方法で研究が進んでいる。細胞シートを重ね合わせた研究では、ある程度の厚みのある組織を作ることには成功していた。
しかし、血管がなければ組織自体が生存できないという問題があった。心臓など大きな臓器や組織を移植用に体外で作るには、その内部に酸素や栄養を供給する血管網が不可欠とされている。
岡野教授は同大の清水達也准教授、早稲田大の坂口勝久助手らと共同で、血管部分をトンネル状にくりぬいたゲル材料に、血管内皮細胞を混合した細胞シートを張り付け、立体構造を持った組織の“型”を作製。トンネルに培養液を流しながら培養すると、内部に血管ができ、厚さ0・1ミリの組織になることを確認した。
これまで、重ねた細胞シートを背中の皮下など生体に入れると血管ができることは知られていたが、体外で血管の新生に成功したのは初めてという。体外で実施できることで、患者の負担の軽減につながる可能性もある。
移植用の臓器再生では、ブタなどの大型動物の体内でヒトの臓器を作らせる研究も行われているが、感染症や倫理面で課題が多い。
岡野教授らが取り組んでいるのは、細胞から臓器や組織を人工的に組み立てる「再生医工学」。中核となる技術として、培養した細胞シートを温度変化だけではがせる培養皿の技術の開発を進めている。今回の体外での血管網付き組織再生の成功と合わせることで、生着率の高い臓器再生技術につながると期待されている。(原田成樹)
」
「細胞での「人工心臓」に期待…生体外で心筋組織」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110228-OYT1T00572.htm?from=rss&ref=rssad
「
心臓の細胞をシート状にする技術を用いて、血管が通った心筋組織を生体外で作ることに、東京女子医大と早稲田大のチームが成功した。
人工的な心臓作製につながる技術で、数年以内には医薬品の効果や副作用を調べる薬理試験への応用を目指す。3月に東京で開かれる日本再生医療学会で発表する。
心筋の細胞シートでは、ラットの背中に貼り付け、毛細血管が通った心筋を再生することに成功している。一方、生体外でシートを作る技術では、栄養を運ぶ血管を通すことができず、心臓作製を阻んでいた。
東京女子医大の岡野光夫教授と清水達也准教授らは、微少な流路をつくったコラーゲンを土台にして、その上にシートを載せた。シートに血管の基になる細胞を加え、流路に特定のたんぱく質を培養液として流すことで、毛細血管が通った心筋組織を作り出した。
(2011年2月28日13時21分 読売新聞)
」
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2011年02月19日
「iPSから生殖細胞作製へ…慶大の計画了承」
http://knoike.seesaa.net/article/186693819.html
2011年02月03日
「万能性阻害?iPS細胞に変化妨げる部分」
http://knoike.seesaa.net/article/183972895.html
2010年12月22日
「iPS細胞バンク設立へドナー募集 京大が来年度から」
http://knoike.seesaa.net/article/174556651.html
2010年12月19日
「ブタ体内で人間の膵臓、東大・明大で研究開始へ」
http://knoike.seesaa.net/article/174033366.html
2010年12月08日
「脊髄損傷サル、iPS細胞治療で歩けるまで回復」
http://knoike.seesaa.net/article/172294625.html
2010年11月23日
「ヒトiPSで「血小板」作製、難病治療に有効か」
http://knoike.seesaa.net/article/170415444.html
2010年11月23日
「ES細胞の臨床試験、米企業が2例目開始へ」
http://knoike.seesaa.net/article/170415201.html
2010年11月08日
「iPS細胞使わずに「血液細胞」作製成功」
http://knoike.seesaa.net/article/168671255.html
2010年10月25日
「京大と仏企業提携、iPS細胞で共同研究」
http://knoike.seesaa.net/article/167139792.html
2010年10月12日
「ついに!ES細胞使ったヒトへ世界初の臨床試験」
http://knoike.seesaa.net/article/165481286.html
2010年06月02日
「iPS細胞でのがん治療に光 理研がマウスで成功」
http://knoike.seesaa.net/article/152843807.html
2010年05月20日
「歯茎からiPS細胞作製へ 阪大が承認」
http://knoike.seesaa.net/article/152843892.html
2010年05月14日
「マウスiPS細胞から内耳の細胞…難聴治療に道」
http://knoike.seesaa.net/article/152843648.html
2010年04月20日
「皮膚や骨髄に「万能細胞」…課題は増やし方」
http://knoike.seesaa.net/article/152843389.html
2010年04月12日
「インクジェットプリンタのように皮膚を「印刷」して火傷を治療する装置が実用化間近」
http://knoike.seesaa.net/article/152843424.html
2010年03月17日
「培養続けたiPSに異常 遺伝子に繰り返しや欠損」
http://knoike.seesaa.net/article/152843308.html
2008年11月06日
「人のES細胞から大脳組織を作製」って,
http://knoike.seesaa.net/article/152836950.html
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