2010年10月11日

これって,「さらには,非親告罪化したいです」ってことだよねぇ.

Web拍手:


「「マジコン」販売に刑事罰 文化庁、来年にも著作権法改正案 全世界で推計被害4兆円」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101011/crm1010110041002-n1.htm


 海賊版のゲームソフトをインターネットでダウンロードして遊べるようにする機器(回避機器)について、文化庁は製造・販売やサービスの提供などを規制するため、刑事罰の導入を盛り込んだ著作権法の改正案を今年度中にまとめる方針を固めた。早ければ来年の通常国会に提出する見通し。アジアや欧米各国では、携帯ゲーム機向けの「マジコン」と呼ばれる機器が多数出回り、国内でも被害が深刻化しており、歯止めをかけるのが狙いだ。
 マジコンをめぐっては、不正競争防止法で機器の頒布などに対する損害賠償請求権が認められており、東京地裁では昨年、販売などの禁止を命じる判決も出されたが、同法に罰則規定がないため現行の民事措置だけでは抑止効果が低く、氾濫(はんらん)させる一因になっているとの指摘もある。
 一方、日本が強みを持つコンテンツ産業の成長を阻害する懸念も広がっており、文化庁は知的財産権の侵害だけでなく、産業振興の観点からも刑事罰の早期導入を図りたい考えだ。
 ゲーム機本体には、違法にダウンロードした海賊版ソフトを正常に起動させないアクセスコントロール機能がついているが、マジコンを使えば、誰でも簡単に制御機能を無効にすることができる。
 海賊版ソフトは、ファイル共有ソフトなどを通じて多数流通。マジコンを使った被害額は、全世界で4兆円近くにのぼるという推計データもある。
 日本では著作権法上、ソフトを流通させた者のほか、今年1月の改正法で個人が著作権者の承諾を得ずにダウンロードした場合でも違法となったが、マジコンそのものの売買については同法で摘発できない。

 さらに、マジコンユーザーがゲームのダウンロード目的ではなく、音楽や映像の再生など別の用途での利用を主張するケースや、販売時点では回避機能をつけず、購入後にネットで回避プログラムをダウンロードさせるケースもあるなど、手口が巧妙化している。
 このため文化庁は、主に海外で製造されているマジコンの輸入規制を視野に入れ、関税法を所管する財務省や、不正競争防止法を所管する経済産業省とも連携。罰則については、懲役刑の導入も検討している。



これって,「さらには,非親告罪化したいです」ってことだよねぇ.
適用範囲の目安を決めておかないと,これを利用して他人を罠にハメる人間が出てきそうだから,結構,あやうい改正な気がするなぁ.


うーん,個人的には,現状のゲームソフトに関する収益モデルを見直したほうが建設的な気がするのだけど,電子書籍と同じで古いモデルにしがみついているところが多いんだろーなー.


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2010年03月31日
刑事罰なんか課しちゃったら,他人を罠にハメる人が続出するんじゃない?
http://knoike.seesaa.net/article/152843487.html

2009年03月16日
販売禁止にしたかっただけなのか.
http://knoike.seesaa.net/article/152839512.html

DSvision
http://knoike.seesaa.net/article/152834603.html

どうやって勝つつもりなのだろう?
http://knoike.seesaa.net/article/152834613.html


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これって,通っちゃうのかも.販売行為そのものを刑事罰化するのって,ちょっとおそろしいなぁ.
Excerpt: 「複製ソフト不正使用、マジコン販売に刑事罰へ」 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110221-OYT1T00952.htm?from=rss&..
Weblog: とりコー
Tracked: 2011-02-21 21:28
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