2010年10月03日

「イギリス政府が、若者向けの楽器習得奨励策を検討していることがわかった。」

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「イギリス政府、学生にバンド結成を奨励?」
http://ro69.jp/news/detail/40848



イギリス政府が、若者向けの楽器習得奨励策を検討していることがわかった。

マイケル・ガヴ教育相は現在、すべての学生に楽器を習う機会を設けることを目標に、音楽教育のあり方の見直しに取り組んでいる。

クラシック音楽専門放送局クラシックFMのダレン・ヘンリー社長が率いる独立検討委員会がその見直し案を策定していて、ほかにも若者が生演奏で接する音楽の質的向上、校内・校外での音楽に触れる機会の増加、プロ・ミュージシャンの学校訪問の促進などを達成目標に挙げている。

「すべての若者に楽器を習い、楽譜の読み方を覚え、トップクラスの音楽教育を受ける機会が与えられるべきだ」とガヴ教育相は述べている。

ガヴ教育相はさらに以下のように語った。「公立学校において、楽器を習う機会を奪われている子供があまりに多いことは残念な事実だ。音楽に目覚める喜びが、家計に余裕のある親を持つ子供だけの特権になっているのは、どう考えても不公平だ」。

独立検討委員会は、今年中にも見直し案を提出する見込みだ。

写真はまったく関係ないですが、映画『スクール・オブ・ロック』。



バンド結成は奨励していなさそう.この委員会だと,クラシカルな楽器演奏,楽譜読み書きを想定しているんじゃないかな.

そうであったとしても,楽器を習う機会とか,楽譜の読み書きを習う機会とかは,高校くらいまで普通授業科目に入れておいたほうがいい気がする.
少なくとも,楽器を習う機会はあったほうがいい気がするなぁ.
いくら楽器の値段が下がっているとはいえ,一般家庭ではひょいと買うモノではない.

日本の中学校くらいまでにある楽譜の読み書き授業って,はっきり言って役立たずだったり,どうでもいいようなことをぐだぐだやっていたりすることが多い気がする.
「# 1 個だったらト長調で〜」なんてことを機械的におぼえたって,その後の人生でほとんど役に立たないと思う.
しかも「# 1個だからト長調」ってわけじゃないし,決定的に決まるわけでもないから,知識として役に立つかどうかさえアヤシイ.
「ベートーベンは耳が不自由だった」くらいは知っていたほうがいいだろうけれど,「何年に,何歳で死んだ」なんてことは,普通の人生を送る人にとってはかなりどうでもいい.


そんな授業をするくらいだったら,コードの読み書き演奏を教えたり,演奏練習をバンバンしたり,試しに作曲してみたりしたほうが,その後の人生で役に立つ場面が多い気がする.

私はかなり運がよくて,高校のときの音楽教員がそういうことにノリノリで,コードのつなぎ方なんてことまで教えてくれた.
あれは,その後もかなり役に立った.
普通高校の音楽の授業で,「コード」に触れることってそうそうないんじゃないかなぁ.
井上真理ちゃんの授業は,なかなかよかったよ.


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posted by NOIKE at 06:46 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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