2009年12月27日

謎でもなんでもなくて,酒向慎司さんでしょ(^^;).

Web拍手:


「謎の歌声合成技術「Sinsy」の情報を集めてみた」
http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2009/12/sinsy-6ff5.html


謎でもなんでもなくて,酒向慎司さんでしょ(^^;).
単に,いままでずっと「HMM-based Singing Voice Synthesis System」で名づけずに通してきたシステムに名前をつけたのだと思う.
Singing の Sin と System の Sy なのかな.
「慎司」にも少しかけてあるのかもしれないですね.
酒向さんは派手に宣伝する方ではないから,いままで目立たなかったのかな.

酒向さんのシステムは,名古屋工大にいらっしゃった頃(2003年くらいかな)に基本的なところがほぼできあがっていて,あとはより向上させるための研究を年々積み重ねていった,というのが私の理解です.

2004年には,お願いして Rencon に参加していただきました.
http://www.renconmusic.org/nime2004/results.htm

当時も地味な選曲「しあわせなら手をたたこう」で提出されたので,かなり評価が目減りしているのですが,「システムを説明するナレーションをシステム自身で生成」していて,「これって,すごいよねぇ」と学生さんと話した記憶があります.
個人的には,青野さんには悪いけれども,WONDER HORN なんかよりもずっとうまく歌えていると思う.

その後,酒向さんは嵯峨山研で仕事をされて(嵯峨山研は,HMM を用いたアプローチでの採譜や運指の推論ですばらしい成果を上げている研究室),そこでは ORPHEUS の歌声合成エンジンとして,ひっそりと使われていました.


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ORPHEUS 歌詞に合わせて自動作曲し,合成音声で歌うシステム
http://cancoffee2.at.webry.info/200805/article_41.html











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Excerpt: Eji さんとのチャットでいろいろ教えてもらって,状況把握(^^;). とりあえず,想像の域を出ないので,しばらく黙っておこうー(^^;). 隠れマルコフモデルで何かをするのは,酒向さんに限った話じゃ..
Weblog: とりコー
Tracked: 2009-12-27 16:47