2014年04月20日

「矢野浩之 生存圏研究所教授と日本製紙株式会社は、紙を透明にする技術の開発に成功しました。この技術は、プリンテッドエレクトロニクスや有機EL照明、有機薄膜太陽電池などのフレキシブルエレクトロニクス用透明基材の製造に利用されることが期待されます。」 おぉー.

Web拍手:


「透明紙の開発に成功 − 京都大学」
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/140318_1.htm


矢野浩之 生存圏研究所教授と日本製紙株式会社は、紙を透明にする技術の開発に成功しました。この技術は、プリンテッドエレクトロニクスや有機EL照明、有機薄膜太陽電池などのフレキシブルエレクトロニクス用透明基材の製造に利用されることが期待されます。



本研究グループは、製紙用パルプがセルロースナノファイバーの束であることに着目し、そこに化学修飾を行うことでパルプを構成しているセルロースナノファイバー間の結束構造をほぐし、その間に樹脂を浸透させることによって、パルプの内部深くまで樹脂を浸透させると、透明なパルプ繊維複合樹脂材料が得られることを見出しました。これにより、透明低熱膨張材料の生産性が飛躍的に高まると期待されます。さらに、化学修飾によって、吸湿性や樹脂との相溶性の改善にもつながると考えられます。

 実際に製紙用パルプを化学変性後にシート化し樹脂と複合化したシートは、セルロースナノファイバーを複合化した透明シートとほぼ同等の透明性と、低線熱膨張率が得られることを確認しました。



おぉー.


posted by NOIKE at 05:52 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学, 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする