2013年08月05日

「ES細胞利用し高確率で精子作製、京大が成功」

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「ES細胞利用し高確率で精子作製、京大が成功」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5401644.html


京都大学の研究グループが、マウスのES細胞から精子の元となる細胞を作り、不妊のオスのマウスの精巣に移植したところ、高い確率で精子を作ることに成功したと発表しました。

 京大の研究グループは、マウスのES細胞を生殖細胞に誘導する遺伝子を発見し、精子の前段階になる始原生殖細胞に似た細胞を作ることに成功したということです。この細胞を不妊のオスのマウスの精巣に移植したところ、正常な精子が作られ、さらにその精子と卵子を体外授精させたところ、子どものマウスが生まれたということです。

 「生殖細胞を作る機能において、最も重要な遺伝子に絞って、それだけを発現させたので、非常に効率よく生殖細胞ができた」(京都大学医学研究科 斉藤通紀教授)

 ES細胞やiPS細胞から精子や卵子に直接誘導する遺伝子はこれまで特定されていませんでしたが、今回の発見により、高い確率で生殖細胞を作ることが可能になるということで、不妊のメカニズムなどの解明が進むことになりそうです。(05日11:42)





「生殖細胞の元を作る遺伝子、京大チームが特定」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130805-OYT1T00190.htm


精子や卵子の元になる「始原生殖細胞」が作られる時に必要な遺伝子三つを特定したと、京都大の斎藤通紀みちのり教授らのチームが発表した。


 マウスのES細胞(胚性幹細胞)に3遺伝子を入れて始原生殖細胞に変え、作られた精子を使って健康なマウスも誕生させた。3遺伝子は人間でも同じように働くとみられ、不妊症の原因解明や治療法研究への応用が期待される。英科学誌ネイチャー電子版に5日、論文が掲載される。

 チームは、3遺伝子が始原生殖細胞で活発に働くことに着目。マウスのES細胞を生殖細胞に変化する手前の状態にしたうえで、3遺伝子を入れたところ、始原生殖細胞に変化した。

 これを、生まれつき不妊の雄マウスの精巣に入れると、精子が作られた。取り出して体外受精させ、受精卵を雌マウスに移植すると、健康なマウスが生まれた。

 始原生殖細胞は従来、マウスのES細胞やiPS細胞(人工多能性幹細胞)にたんぱく質を加える方法で作製されていた。3遺伝子は、そのたんぱく質に刺激されて働いていたとみられる。遺伝子を直接入れる今回の方法で、作製効率は4〜8倍に向上した。

(2013年8月5日09時19分 読売新聞)



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2013年08月04日のつぶやき

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