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「胎児の心電図わかります…センサー付けるだけ」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130323-OYT1T00015.htm?from=rss&ref=rssad
「
東北大の木村芳孝教授(産婦人科)のグループは22日、妊婦のおなかの上から胎児の心電図検査が出来る装置を世界で初めて開発したと発表した。」
今後、同大病院で臨床試験を行う。現状の妊婦健診では、胎児の心拍数を測ることはできたが、心電図で心臓の動きをより詳細に調べることで、胎児の心疾患の有無だけでなく、ぜんそくなどの診断や早産のリスクを調べることも可能になるという。
臨床試験で使用する装置は、成人の心電図測定と同様、妊婦のおなかにセンサーを付けるだけで、検査の際の母子への負担はほとんどない。
木村教授らは2004年、妊婦の体からも出る様々な電気信号の中から、胎児の心臓が発するわずかな電気信号だけを抜き取る情報処理技術を開発。この技術をもとに09年から、国内の医療機器メーカーと共同で装置の開発に乗り出し、妊娠中のヒツジなどの腹部から、胎児の心臓が出す微弱な電流を測ることに成功した。
(2013年3月23日14時21分 読売新聞)