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「ニュートリノ全体像が判明、宇宙誕生の謎に迫る」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120309-OYT1T00367.htm?from=rss&ref=rssad
「
素粒子ニュートリノの種類が変化する「ニュートリノ振動」という現象のうち、これまで唯一発見されていなかったパターンの振動を発見したと、米中などの国際研究チームが8日、発表した。」
今回の発見によって、ニュートリノ振動の全体像が判明した。
この振動の存在は日本の高エネルギー加速器研究機構などが昨年6月、世界で初めて99・3%の確率でとらえていたが、今回の実験では発見と言える確率で確認できた。分析をさらに進めることで、宇宙誕生直後には同数あった物質と反物質が現在では物質だけになった「CP対称性の破れ」という謎の現象を解明できる可能性があるという。
ニュートリノには電子型、ミュー型、タウ型の3種類があり、飛行中に別の種類に変化する「振動」と呼ばれる現象を起こす。その変化の仕方には3種類のパターンがあるが、うち1種類だけが発見されていなかった。
研究チームは、中国南部にある大亜湾原子力発電所から数百メートルの距離と、1キロ・メートル以上離れた距離に測定器を設置。昨年12月から今年2月まで、原子炉での核分裂に伴い放出される反ニュートリノを観測し、その変化のパターンを調べた。
その結果、これまで確認されている2種類の振動だけでは説明がつかない現象を99・9999%以上の確率で見つけた。この振動が確認されたことで、CP対称性の破れの存在の前提条件がそろったことになる。
(2012年3月9日12時26分 読売新聞)
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2011年06月15日
「ニュートリノ第3の変化、宇宙誕生の謎に迫る?」
http://knoike.seesaa.net/article/209935693.html
2010年03月08日
「300キロ先で「ニュートリノ」観測」
http://knoike.seesaa.net/article/152843046.html