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「放射線を遮蔽するテレビ用ブラウン管ガラス廃材」
http://japan.internet.com/webtech/20110727/8.html
「
物質・材料研究機構の元素戦略材料センター 資源循環設計グループは2011年7月25日、使用済テレビのブラウン管ガラスの破砕くずが、放射線の遮蔽に有効であることを確認した、と発表した。
元素戦略材料センター資源循環設計グループでは、原子力発電保守管理・放射性物質関連業務の ATOX と協力して、家電リサイクルで集められた使用済テレビのブラウン管ガラスから得られるガラスカレット(ガラス破砕くず)が、放射線の遮蔽に有効であることを確認したそうだ。
照射試験実験室内で、0. 8ペタベクレル(ペタベクレル=1015ベクレル)のコバルト線源と放射線の強さを測る線量計との間にブラウン管ガラスのカレットを置いて、放射線の遮蔽能力を測定した。
カレットは厚みを変えて箱詰めし、ガラスカレットの厚さと空間線量率の減少から遮蔽能力を調べた。
その結果、何も手を加えないブラウン管ガラス粉砕カレットでも、厚さ約 55cm で放射線を約100分の1まで遮蔽できることがわかった。これはおよそ 9cm の鉛厚板に相当する遮蔽能力。
粉砕時に生じるガラス粉(ビリガラス)と粉砕カレットをブレンドして密度を上げると、約 40cm の厚みで、放射線を100分の1まで遮蔽できるという。
また、ビリガラス粉を重量で66%配合してシリコン樹脂にねりこんだ材料は、28.5cm の厚さで、放射線を10分の1に減らす遮蔽能力があることもわかった。これは鉛の厚板 4.4cm に相当する遮蔽能力。
」
なるほどねー.
確かにあの時代のディスプレイのガラスには加工が施してあるよねぇ.