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「昭和初期の遺構…鉄筋コンクリートのラジオ塔」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110706-OYT1T00325.htm?from=rss&ref=rssad
「
堺市堺区大浜北町の大浜公園に、戦前にラジオ放送普及のために全国の公園や広場などに設置されていたラジオ塔が復元された。
公園内で遺構が見つかったのをきっかけに、市が公園中心地の広場に当時の形で作り直し、朝昼夕とラジオ体操曲や童謡のメロディーを流して当時の面影を伝える。市の担当者は「健康ブームにあやかり、ラジオ体操の拠点になってほしい」と期待を寄せている。
市によると、ラジオ塔は戦前、ラジオが高級品で家庭に広がらなかったため、大阪中央放送局(現NHK大阪放送局)が1930年に大阪市の天王寺公園に設置したのを始めに、全国各地に約460基が作られた。
大浜公園には33年に蘇鉄
そてつ
山(約7メートル)のふもとに鉄筋コンクリート造りの塔(高さ3・3メートル、幅2・5メートル、奥行き1・7メートル)が設置。現在は空洞になっている塔の内部に受信機があり、塔頂に四方を向いたスピーカーがあったという。いつまで使われていたのかわかっていないが、戦後しばらくは庶民を楽しませていたらしい。
数年前まで半分ほどの高さまで土に埋まり「ごみ焼却炉では」とも思われていたが、2007年に堺市の市民団体「戦争遺構研究会」の柴田正己代表(66)が「ラジオ塔では」と市に伝えて判明。全国でも遺構が現存しているのは二十数基だけという。
市は移設を考えたが老朽化がひどく断念。代わりに4月、500万円かけて約100メートル西側の中央広場に、鉄骨モルタル造りで忠実に再現した。市は、「かつてはラジオ塔の前でラジオ体操をしたのでは」と考え、毎朝6時30分から録音したラジオ体操第一を流す。正午や午後3時、同5時などにも鐘の音や童謡などのメロディーを流している。
柴田代表は「戦況を伝えたであろう戦時中のラジオ放送も再現すれば歴史の教材にもなる。実物の方も文化財として保護してほしい」と話している。
復元を記念し、各地を巡回して開かれる「ラジオ体操・みんなの体操会」(NHK、かんぽ生命保険など主催)が8月25日、同公園のラジオ塔近くで開かれる予定。(中筋夏樹)
(2011年7月6日18時59分 読売新聞)
」
おぉっ,これはラジオ塔だったのか.
どこかでこの形を見たことがあるのだけど,思い出せない.
どこだったかなぁ.