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「120億円6000人が消える 大学の街・滋賀、逆流出の危機」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101208/lcl1012081119001-n1.htm
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大学誘致に成功し、人口10万人あたりの学生数が全国ナンバー3の滋賀県。ところが、立命館大学が滋賀県草津市のキャンパスにある経営学部を大阪府茨木市に移転を計画、龍谷大学も大津市にある学部の京都市伏見区への移転を検討し始める事態に陥っている。移転すれば6千人規模の学生が消え、地域経済への影響は甚大。滋賀県は2大学誘致に計約120億円を補助してきただけに、引き留めに必死だ。
立命大を運営する学校法人立命館(京都市)は11月、JR茨木駅(茨木市)南側のサッポロビール大阪工場跡地約12万平方メートルを約190億円で取得する契約を締結。学生数1万人規模のキャンパス新設を発表した。大阪進出は初で、平成27年春の開学を目指す。
この計画は、滋賀県草津市の「びわこ・くさつキャンパス」の経営学部移転が前提で、実現すれば大学院も含め4千人以上が茨木市に移るとみられている。
龍谷大は11月に開いた教授会で、大津市の「瀬田キャンパス」にある学生数約2千人の国際文化学部を深草キャンパス(京都市伏見区)に移転する方針を確認。確定ではないが合意は得られており、龍大の関係者は「京都のほうが国際的な知名度が高い」とする。
県は両大に多大な財政を支援、誘致してきた経緯がある。県は平成元年に約30億円を龍大に補助、6年には約94億円の補助金を投入。立命大には草津市も40億円近くを補助してきた。
この結果、今年5月の文部科学省の調査で県内の大学に在籍する学生数は3万7199人に上る。滋賀県の調査では人口10万人あたりの学生数は2648人で、京都府6079人、東京都5564人に次いで全国3番目だ。大学誘致は、学生による地域への経済効果があるほか、産学連携での新産業創出や県内高校から大学進学などの効果もあり、全国から注目されていた。
それだけに、移転の動きに滋賀県は危機感を募らせている。学校法人立命館に対し、学生減少による悪影響が生じないよう県内に新たな学部を新設するなどし、流出する学生数を補うよう求める要望書を、地元の草津市とともに提出。龍谷大に対しても「正式に決まれば、要望を伝える」(県担当者)という。大学誘致を担当する滋賀県企画調整課は「立命大からは大学院充実や留学生増加などの回答を得ているが、今後も協議の場を多く設け、県の要求を伝えたい」と話している。
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20年も前の話だよねぇ?
これから,あのあたりの大学はどんどん潰れていくと思う.
1県にひとつの旧国立大学が残るかどうかも,かなりあやしいと思う.
特に,辺鄙なところで,特色もなく,学力も業績もないところは.