Web拍手:
「科研費593人報告書出さず、57億円交付済み」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100622-OYT1T00020.htm?from=rss&ref=rssad「
国の補助金で科学研究を行いながら、義務付けられている研究成果報告書を提出していない研究者が、今年1月時点で593人に上ることが、会計検査院の調査でわかった。
未提出者に支払われた科研費は57億8253万円に上る。検査院は21日、審査・交付業務を担当した独立行政法人「日本学術振興会」に対し、報告書を提出させるよう改善を求めた。
発表によると、問題の補助金は、科学研究費補助金(科研費)で、提出しなかったのは、国公立大や私立大など164校・研究機関の教授や研究者ら。科研費を受けとると、研究終了後、一部の研究をのぞいて報告書を振興会に提出することが義務付けられている。
593人は、全員が提出期限を1年7か月以上過ぎていた。うち14人は期限が約10年過ぎていた。複数の報告書を提出していない研究者もおり、件数は658件。
振興会は2009年度には、過去の研究で報告書を提出していなかった69人にも、新規に科研費を交付していた。科研費の10年度の予算は約2000億円。うち約1300億円分を振興会が、約700億円分を文部科学省が、それぞれ審査や交付業務を行っている。同様の問題では、文科省も1998年に、改善を求められている。
検査院の指摘を受けて、振興会は、658件のうち558件の報告書の提出を受けた。振興会は「対応が不十分だった。今後は報告書がしっかりと提出されるようにしたい」としている。
(2010年6月22日04時21分 読売新聞)
」
肝はココだな.
「
593人は、全員が提出期限を1年7か月以上過ぎていた。うち14人は期限が約10年過ぎていた。複数の報告書を提出していない研究者もおり、件数は658件。
」
科研費って,後払い制にすればいいと思う.
採択されたら借金して背水の陣で研究して,成果報告書(作業報告書)と引き換えに支払ってもらう,と.
それか,貸与制にすればいいと思う.
成果報告書(作業報告書)と引き換えに返済が免除される,と.
どちらにしても,成果らしい成果がなかったり,ずさんな作業だったり,わざわざ資金を取るまでもない作業だったりしたら,支払ってもらえない(返済が免除されない)ということにすれば,もう少しコストvs効果がマシになるのではないかと思う.
成果主義にしろというのではなくて,割に合わなさ度合いをマシにしようよ,ということ.
100万円支払ったのに,民間だったら20万円もあればできる「成果モドキ」だと割に合わなすぎるでしょう?
教育の一環だと主張するのなら,せめて民間だったら 60万円もあればできるくらいは成果を上げないと.
そういえば,キッシーの成果報告書は,かなりひどかった.
「〜はできたけれども,〜ができませんでした.」だものなぁ.
できた内容も,学生がひと月もあればできるようなインストール作業と実装だけ.
できなかった内容も,なぜできなかったのか理解し難い簡単な "作業" だった.
あれで一端の口をきくのだから,たまらん.
posted by NOIKE at 06:21
|
Comment(0)
|
TrackBack(2)
|
日常の一コマ
|

|