2012年09月23日

10月1日からのテレビ音量の適正化の運用基準「テレビ放送における音声レベル運用規準 T032‐2011」を,ざざざっと眺めてみた.運用基準的には,結構,マトモかも.リファレンス音源とか判定ソフトとかもある.

Web拍手:


「NAB技術規準 テレビ放送における音声レベル運用規準 T032‐2011」
http://www.nab.or.jp/loudness/T032-2011.pdf

「J-LMA T032 Evaluation Software(T032適合判定ソフト)」
http://www.j-lma.org/T032_SW/
(↑いまのところ Windows版だけ.Mac版,Linux版が準備されているとのこと.)

「T032リファレンス音源」
http://www.nab.or.jp/loudness/
(wavファイルがダウンロードできます.)

「T032適合判定ソフト、誠意開発中!開発者のつぶやきはコチラ @T032Freesoft
https://twitter.com/T032Freesoft


10月1日からのテレビ音量の適正化の運用基準「テレビ放送における音声レベル運用規準 T032‐2011」を,ざざざっと眺めてみた.
運用基準的には,結構,マトモかも.
http://www.nab.or.jp/loudness/T032-2011.pdf の 2ページ目の図あたりから眺めていくとわかりやすい.

平均ラウドネス値が規定してあって,そこから外れていい範囲とか規定してあるっぽい.
ピークや平均を求めるための時間分解能は100msecなのでちょっと長め.

すべての音声モード(2chステレオとか,5.1chサラウンドとか)において,-24 LKFS(Loudness, K-weighted, relative to Full Scale) ±1dBの範囲に収める.
ラウドネス測定器と測定アルゴリズムが規定してあって,番組制作者は測定値を小数点以下1位まで記載して納品する.

リファレンス音源とか判定ソフトとかもある.


例外が二つ規定してあって,「創造的な制作要求」が最優先される番組の場合」と「5.1chサラウンド音声モードの場合」,の二つ.

「「創造的な制作要求」が最優先される番組の場合」は,平均ラウドネスを小さくしてもいいことになっている.-28.0LKFS推奨(必須ではなく).つまり,全般的に少し小さめの音量にしておいて,ところどころガッと大きくすることは可能.

二つめの例外は5.1サラウンド音声モードのとき.「すべての音声モードで-24.0LKFS」とはしたものの,受像機のダウンミックスの都合で全般的に音量が小さくなりがちなので,ターゲットラウドネス値+2dBまでは許容.これはいいような気がする.+2でいいかどうかはわからないけれど.

ダイナミックレンジを大きくし過ぎないことへの意識はあるけれども具体的には規定していないなぁ.VUメータを使って適切な範囲に収めること,くらいしかない.+3VUを超えると不快に感じるから注意しろ,とかそんな感じ.平均ラウドネスとピークラウドネスだけで抑えこもうということか.

ラウドネスレンジ(LRA)というのも考えていたようだけれども,ITU-R で審議中らしくて,この規定では採用していない(できなかった)とのこと.
http://www.nab.or.jp/loudness/T032-2011.pdf
には載っている.
LRA で抑えこむのが,たぶん,人間の聴感上の差を抑えるという目的のためには本質的な方法のような気がする.
今回は,主に平均ラウドネス値とピークで抑えこむらしい.

番組間の音量差を,ターゲットラウドネスを-24.0LKFS±1dBと規定したので大丈夫だと踏んでいるらしい.本質的には,平均値が問題じゃなくて終端と次の番組の始端との差が問題なんだけど,これで割と大丈夫だったりするのかも.
番組間の音量差を平均値とピークとで抑えているはずなので,放送局間の音量差も同様に抑え込めていると踏んでいるらしい.


問題は局側がどれくらい守るかですねー.


T032_Ok.png

T032_Over.png



knoike / Kenzi NOIKE
10月1日からのテレビ音量の適正化,運用基準的には比較的マトモかも.リファレンス音源があって,そこから外れていい範囲とか規定してあるっぽい.時間分解能は100msecなのでちょっと長め.問題は局側がどれくらい守るかですねー.(PDF) http://t.co/DVd5E86H at 09/22 23:55


knoike / Kenzi NOIKE
すべての音声モードにおいて,-24 LKFS(Loudness, K-weighted, relative to Full Scale)±1dBの範囲に収める.ラウドネス測定器と測定アルゴリズムが規定してあって,番組制作者は測定値を小数点以下1位まで記載して納品する. at 09/23 00:04


knoike / Kenzi NOIKE
ラウドネス測定器が用意できない番組制作者のために「T032
適合判定ソフト」というものが用意されているらしい.ほほー! http://t.co/kIotQBDS
 at 09/23 00:05


knoike / Kenzi NOIKE
あー,でもふたつ例外が規定してあるなぁ.これって,かなり普通に通り抜けられる気も... . http://t.co/kIotQBDS at 09/23 00:07


knoike / Kenzi NOIKE
「「創造的な制作要求」が最優先される番組の場合」は,平均ラウドネスを小さくしてもいいことになっている.-28.0LKFS推奨(必須ではなく).つまり,全般的に少し小さめの音量にしておいて,ところどころガッと大きくすることは可能. at 09/23 00:09


knoike / Kenzi NOIKE
「T032 適合判定ソフト」で「Low」と判定されるらしい.そのときは理由を明記して納品. at 09/23 00:11


knoike / Kenzi NOIKE
ふたつめの例外は5.1サラウンド音声モードのとき.「すべての音声モードで-24.0LKFS」とはしたものの,受像機のダウンミックスの都合で全般的に音量が小さくなりがちなので,ターゲットラウドネス値+2dBまでは許容.これはいいような気がする.+2でいいかどうかはわからないけれど. at 09/23 00:16


knoike / Kenzi NOIKE
ピークレベルは,-1dB TP(True Peak Level)まで許容.True Peak は 100msecごとのピークレベル値(400msecごとに平均ラウドネスを算出する.そのときのサンプリングは4倍サンプリング(100msecごと)). at 09/23 00:21


knoike / Kenzi NOIKE
うーん,ダイナミックレンジを大きくし過ぎないことへの意識はあるけれども具体的には規定していないなぁ.VUメータを使って適切な範囲に収めること,くらいしかない.+3VUを超えると不快に感じるから注意しろ,とかそんな感じ.平均ラウドネスとピークラウドネスだけで抑えこもうということか. at 09/23 00:29


knoike / Kenzi NOIKE
番組間のレベルジャンプ(音量の差)は,ターゲットラウドネスを-24.0LKFS±1dBと規定したので大丈夫だと踏んでいるらしい.本質的には,平均値が問題じゃなくて終端と次の番組の始端との差が問題なんだけど,これで割と大丈夫だったりするのかなー. at 09/23 00:35


knoike / Kenzi NOIKE
放送局間のレベルジャンプ(音量の差)は,番組素材自体は番組間のレベルジャンプと同じ考え方で大丈夫と踏んでいるっぽい.ただ,局が送出するときに,独自に音量レベル調整器を挟んでいることがあるらしいので,それを挟まないことが望ましい. at 09/23 00:41


knoike / Kenzi NOIKE
レベル調整器を使うときは,その後段でこの運用基準(平均ラウドネス値とか)を満たすこと,とのこと.おぉ,これはまっとうだ. at 09/23 00:41


knoike / Kenzi NOIKE
「T032 リファレンス音源」は,wavファイル形式と,DVD-Video形式があるらしい.wavファイル形式のほうは,民放連のサイトなどから入手可能となるそうな.きゃー,聴いてみたいわー. at 09/23 00:44


knoike / Kenzi NOIKE
「T032 適合判定ソフト」も「日本ラウドネスメータ協議会」のサイドなどから入手可能となるそう.おぉっ! 欲しいのー. at 09/23 00:46


knoike / Kenzi NOIKE
10月1日からのテレビ音量の適正化の運用基準「テレビ放送における音声レベル運用規準 T032‐2011」 堪能した. T032適合判定ソフト,ほしーなー. http://t.co/kIotQBDS at 09/23 00:49


knoike / Kenzi NOIKE
Webサイトもこういう基準があるといいよねぇ.いきなりでかい音が鳴るサイトは迷惑.それこそ,判定ソフト一発で済むし. http://t.co/Qtny6tqA 「テレビ放送における音声レベル運用規準 T032‐2011」 http://t.co/kIotQBDS at 09/23 00:51


knoike / Kenzi NOIKE
GoogleとかMSとかのクローラーにぜひやってほしい.そして検索結果に載せてほしい.「このサイトはでかい音がなります.続行しますか?」みたいに.そういう素データが蓄積されていれば,ブラウザ自体が音声出力前に警告できそう.HTML5.0あたりでそういうのって盛り込まれてるのかな? at 09/23 00:54


knoike / Kenzi NOIKE
「T032適合判定ソフト」を見つけたー.「J-LMA T032 Evaluation Software」というらしい. http://t.co/ZF2t25ME at 09/23 00:56


knoike / Kenzi NOIKE
いまはWindows版しかないけれど,「(2012年2月7日現在。Macintosh、及びLinux対応バージョンは近日公開予定となります。)」とのこと.おー,なんか,気合い入ってるなー.http://t.co/ZF2t25ME at 09/23 00:58


knoike / Kenzi NOIKE
フォローしてみました. QT 「T032適合判定ソフト、誠意開発中!開発者のつぶやきはコチラ」 @T032Freesoft https://t.co/Gn1rdibE at 09/23 01:02


knoike / Kenzi NOIKE
これだー. QT T032リファレンス音源 http://t.co/Wa8XOZix at 09/23 01:09


knoike / Kenzi NOIKE
narration and BGM.wav と interview.wav がわかりやすい.このミニ寸劇,自虐的でいいなぁ(笑) RT @knoike: これだー. QT T032リファレンス音源 http://t.co/Wa8XOZix at 09/23 01:12


knoike / Kenzi NOIKE
48khzしか対応していない.私って,手元の wav は,44.1khz のものばかりだなぁ. at 09/23 01:18


knoike / Kenzi NOIKE
なるほど,こういう感じで,ハード的な測定器も販売されているわけですねー. QT ラウドネスメータ・モニタ http://t.co/X7WGY6cz at 09/23 01:28



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2012年09月03日
「番組やCMでばらばらのTV音量、来月から統一」 すばらしい.でも,どうやるのだろう.技術の話ではなく,お互いの利害関係の調整の話.
http://knoike.seesaa.net/article/290091845.html


【コンピュータの最新記事】
posted by NOIKE at 03:41 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(2) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Webサイトも,こういうふうに音の大きさの基準があるといいよねぇ.いきなりでかい音が鳴るサイトは迷惑.それこそ,判定ソフト一発で済むし.
Excerpt: Webサイトも,こういうふうに音の大きさの基準があるといいよねぇ. いきなりでかい音が鳴るサイトは迷惑.それこそ,判定ソフト一発で済むし. GoogleとかMSとかのクローラーにぜひやってほしい. ..
Weblog: とりコー
Tracked: 2012-09-23 03:49

10月1日から「テレビ音量の適正化」が始まった.ここ数日の中で,ご飯を食べるときなどにちょっと聴いた(観た)印象だと,「全般的に音が小さくなったような印象」,「全般的に,大げさな音の大小が減り,のっぺりしたような印象」.
Excerpt: 10月1日から「テレビ音量の適正化」が始まった. ここ数日の中で,ご飯を食べるときなどにちょっと聴いた(観た)印象だと, o 全般的に音が小さくなったような印象 (父も母もそう感じたらしく,いままで..
Weblog: とりコー
Tracked: 2012-10-04 22:22
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